獲得PPの計算式
プレミアムポイントを稼ぐ為の戦略を考えてみましょう。
一般にはPP単価のいい
羽田~沖縄路線や羽田~石垣路線を往復するのが良いようです。
まずはPP単価の考え方や、
なぜ羽田から沖縄や石垣に行くのが王道とされるのか、
その辺りを考察します。
SFC修行をするに当たって確実に考えなければならないこと、
それはPP単価です。
端的にいえば、「1PP辺りにかかる費用」ですが、
もう少し噛み砕いてみます。
PP(プレミアムポイント)を獲得するには、
飛行機に搭乗するしかありません。
マイルはいつもの買い物でも得られますね。
飛行機に乗らずにマイルをためる「陸マイラー」と呼ばれる人もいるくらいです。
飛行機に搭乗したときにしか貯められないPPは、
マイルよりも貯めるのが難しいと言ってよいでしょう。
搭乗路線ごとにPPは変わるので、まずはそれを理解しましょう。
正確に言うならば、路線ごとに区間基本マイレージが変わります。
区間基本マイレージ(以下、基本MLG)とは、
各路線に定められたマイレージ。
搭乗時に得られるPPやマイル数の計算の基礎となる基礎ポイントです。
搭乗したときに得られるPPは基本MLGを用いて以下の様に計算されます。
PP = 基本MLG × クラス倍率 × 路線倍率 + 搭乗ポイント
基本MLGには単純な掛け算しかありませんから、
基本MLGが多ければそれだけ得られるPPも多くなるのは明白ですね。
(他の項については後述)
では、路線ごとの基本MLGがどのように決められているかというと、
基本的には路線の距離なのです。
そのため、那覇や石垣に行く路線では一度に多くのPPが得られるというわけですね。
< 基本MLGの例 >
こうしてみると、石垣・沖縄が段違いに基本MLGが多いことが分かります。
単純に搭乗回数を少なくしたいなら、
羽田~石垣路線に乗るのが良いでしょう。
ANA国内最長路線と思われる那覇~千歳は確かに基本MLGは高いですが、
羽田~石垣と比べるとそれほど差があるわけでもなく、
羽田を中心として修行を行なう身としてはなかなか使い勝手が悪そうです。
反対に、国内最短と思われる長崎~隠岐路線は基本MLGがたったの60しかありません。
羽田~石垣の1/20、羽田~那覇の1/16程度です。
PP計算式を再掲します。
PP = 基本MLG × クラス倍率 × 路線倍率 + 搭乗ポイント
次は路線倍率を確認してみましょう。
これは簡単で、以下の表の通りになります。
私は国内線専門で修行をしようとしていますので、
下段2つはあまり重要ではありません。
国内線は2倍になる、これだけを覚えておきます。
PP計算式を再掲します。
PP = 基本MLG × クラス倍率 × 路線倍率 + 搭乗ポイント
基本MLGと路線倍率は確認済みなので、
残るのはクラス倍率と搭乗ポイント。
この2つは購入するチケットの種類で決まります。
チケットの種類とは、
旅割、特割、株主優待などです。
なお、ここではクラス倍率と短縮して書いていますが、
ANAとして正確には「クラス・運賃倍率」と呼んでいるようです。
チケットの種類は8種類に分類されていて、
以下の様になっています。
包括旅行割引とは、旅作やじゃらんパックなど、
宿と航空券がセットになっているようなタイプのチケットを指します。
上の方(数字が小さい方)が高めの運賃、下の方が割引率の高い運賃の傾向です。
チケットの種類(運賃1~8)によって、獲得できるPP計算に用いる値は
以下の様に決まっています。
購入金額が高くなりがちなチケット(通常運賃、特割など)と、
株主優待など、ANAのお得意様が高いPPが得られるように設定されていて、
購入金額が低くなりがちなチケット(旅割、包括旅行運賃)が低く設定されています。
搭乗ポイントは、購入するチケットによって固定の400/200/0のいずれかになり、
路線には関係ありません。
クラス倍率は、基本MLGに掛ける係数です。
数学が得意な人は、
1次関数 ax + b のa(傾き)がクラス倍率、b(切片)が搭乗ポイントと思えばイメージしやすい。
xが基本MLGです。
以上、獲得PP計算に必要なデータは揃いました。
次回は具体的に得られるPPを計算してみます。
スポンサーリンク
一般にはPP単価のいい
羽田~沖縄路線や羽田~石垣路線を往復するのが良いようです。
まずはPP単価の考え方や、
なぜ羽田から沖縄や石垣に行くのが王道とされるのか、
その辺りを考察します。
PP単価
SFC修行をするに当たって確実に考えなければならないこと、
それはPP単価です。
端的にいえば、「1PP辺りにかかる費用」ですが、
もう少し噛み砕いてみます。
PP獲得は搭乗時のみ
PP(プレミアムポイント)を獲得するには、
飛行機に搭乗するしかありません。
マイルはいつもの買い物でも得られますね。
飛行機に乗らずにマイルをためる「陸マイラー」と呼ばれる人もいるくらいです。
飛行機に搭乗したときにしか貯められないPPは、
マイルよりも貯めるのが難しいと言ってよいでしょう。
路線ごとのPP計算式
搭乗路線ごとにPPは変わるので、まずはそれを理解しましょう。
正確に言うならば、路線ごとに区間基本マイレージが変わります。
区間基本マイレージ(以下、基本MLG)とは、
各路線に定められたマイレージ。
搭乗時に得られるPPやマイル数の計算の基礎となる基礎ポイントです。
搭乗したときに得られるPPは基本MLGを用いて以下の様に計算されます。
PP = 基本MLG × クラス倍率 × 路線倍率 + 搭乗ポイント
基本MLGには単純な掛け算しかありませんから、
基本MLGが多ければそれだけ得られるPPも多くなるのは明白ですね。
(他の項については後述)
路線ごとの基本MLG
では、路線ごとの基本MLGがどのように決められているかというと、
基本的には路線の距離なのです。
そのため、那覇や石垣に行く路線では一度に多くのPPが得られるというわけですね。
< 基本MLGの例 >
発着地 | 基本MLG | ||
---|---|---|---|
千歳 | ~ | 那覇 | 1397 |
羽田 | ~ | 石垣 | 1224 |
羽田 | ~ | 那覇 | 984 |
羽田 | ~ | 鹿児島 | 601 |
羽田 | ~ | 千歳 | 510 |
羽田 | ~ | 伊丹 | 280 |
長崎 | ~ | 隠岐 | 60 |
こうしてみると、石垣・沖縄が段違いに基本MLGが多いことが分かります。
単純に搭乗回数を少なくしたいなら、
羽田~石垣路線に乗るのが良いでしょう。
ANA国内最長路線と思われる那覇~千歳は確かに基本MLGは高いですが、
羽田~石垣と比べるとそれほど差があるわけでもなく、
羽田を中心として修行を行なう身としてはなかなか使い勝手が悪そうです。
反対に、国内最短と思われる長崎~隠岐路線は基本MLGがたったの60しかありません。
羽田~石垣の1/20、羽田~那覇の1/16程度です。
路線倍率
PP計算式を再掲します。
PP = 基本MLG × クラス倍率 × 路線倍率 + 搭乗ポイント
次は路線倍率を確認してみましょう。
これは簡単で、以下の表の通りになります。
路線 | 路線倍率 |
---|---|
国内線 | 2倍 |
ANA運行の日本発着のアジア・オセアニア路線 | 1.5倍 |
アジア以外への国際線 | 1倍 |
私は国内線専門で修行をしようとしていますので、
下段2つはあまり重要ではありません。
国内線は2倍になる、これだけを覚えておきます。
クラス倍率と搭乗ポイント
PP計算式を再掲します。
PP = 基本MLG × クラス倍率 × 路線倍率 + 搭乗ポイント
基本MLGと路線倍率は確認済みなので、
残るのはクラス倍率と搭乗ポイント。
この2つは購入するチケットの種類で決まります。
チケットの種類とは、
旅割、特割、株主優待などです。
なお、ここではクラス倍率と短縮して書いていますが、
ANAとして正確には「クラス・運賃倍率」と呼んでいるようです。
チケットの種類は8種類に分類されていて、
以下の様になっています。
運賃1 | プレミアム運賃 プレミアム小児運賃 プレミアム身体障がい者割引運賃 |
---|---|
運賃2 | プレミアム特割 プレミアム旅割28 プレミアム株主優待割引運賃 プレミアム小児株主優待割引運賃 |
運賃3 | 片道運賃 往復運賃 ビジネスきっぷ 出張@割 ビジネスリピート 小児運賃 身体障がい者割引運賃 介護割引 シャトル往復運賃 |
運賃4 | 各種アイきっぷ プレミアム包括旅行割引運賃 海外乗継割引スペシャル 国際航空券(国内区間)など |
運賃5 | 特割 株主優待割引運賃 小児株主優待割引運賃 |
運賃6 | 特定便乗継割引 乗継特割 |
運賃7 | 旅割21 旅割28 旅割45 旅割55 旅割60 旅割75 乗継旅割 いっしょにマイル割(同行者) スカイメイト割引など |
運賃8 | 個人包括旅行割引運賃 包括旅行DP割引運賃 訪日包括旅行DP割引運賃 DP限定旅行用特割運賃(包括旅行MDP割引) シニア空割 |
包括旅行割引とは、旅作やじゃらんパックなど、
宿と航空券がセットになっているようなタイプのチケットを指します。
上の方(数字が小さい方)が高めの運賃、下の方が割引率の高い運賃の傾向です。
チケットの種類(運賃1~8)によって、獲得できるPP計算に用いる値は
以下の様に決まっています。
運賃 | クラス倍率 | 搭乗ポイント |
---|---|---|
運賃1 | 150% | 400 |
運賃2 | 125% | 400 |
運賃3 | 100% | 400 |
運賃4 | 100% | 0 |
運賃5 | 75% | 400 |
運賃6 | 75% | 200 |
運賃7 | 75% | 0 |
運賃8 | 50% | 0 |
購入金額が高くなりがちなチケット(通常運賃、特割など)と、
株主優待など、ANAのお得意様が高いPPが得られるように設定されていて、
購入金額が低くなりがちなチケット(旅割、包括旅行運賃)が低く設定されています。
搭乗ポイントは、購入するチケットによって固定の400/200/0のいずれかになり、
路線には関係ありません。
クラス倍率は、基本MLGに掛ける係数です。
数学が得意な人は、
1次関数 ax + b のa(傾き)がクラス倍率、b(切片)が搭乗ポイントと思えばイメージしやすい。
xが基本MLGです。
次回
以上、獲得PP計算に必要なデータは揃いました。
次回は具体的に得られるPPを計算してみます。
スポンサーリンク
コメント 0